同じ境遇で悩んでいる方のために……
私の1人息子は、2歳4ヶ月のときに医師から、「自閉症の疑いがあります」と診断されました。
医師から宣告されたときは 自閉症 という障がいをまったく知らない状態で、その宣告が何を意味するのかよくわかっていませんでした。
その後、自閉症(発達障がい) について勉強することになりましたが、正直、しばらくは 息子の障がいを受け入れることができませんでした。
「なぜ、俺の子が……」
毎日毎日、この言葉が頭のなかをグルグルとまわっていました。でも、あるときから 現実を受け入れることができ、今では息子が生まれて来てくれたことに 心の底から感謝しています。
あえて言うなら、自閉症 という障がいをもって生まれて来てくれたことに感謝しています。
息子は私にとって、本当に本当にかけがえのない大切な存在です。
ここ数年、同じような境遇の ご家族とも知りあうことができましたが、お付き合いをするうち、わかったことがあります。障がい児を持つ親御さんは、ある共通した悩みを持っているということです。
それは、「私たちが先に死んだらこの子はどうなるんだろう……」という悩みです。
この悩みを解決することは、死ぬ準備をするということです。
死ぬ準備をすることは、それまでの生き方を決めるということです。
本書では、自閉症の息子を育ててきた経験を踏まえて、私の専門分野である「お金」や「仕事」のことをお伝えしています。
- 障がい児の父親という当事者として、何を考えているのか。
- ファイナンシャル・プランナーとして、社会保険労務士として、障がい児を持つ親御さんが、自分の人生設計をするために、どんな知識を持っていただきたいのか?
- どんな準備をしておけば 子どもは心配なく生きていけるのか。私たち親は安心して先に死ねるのか。
現実問題、障がい児を持つと 金銭面や仕事面でいろいろと大変なことがあります。
そのときに、正しい知識がないと、損をしたり、取り返しのつかないことが起きてしまう可能性もあります。少しでも、同じ境遇で悩んでいる方のお役に立てればと思います。
著者より
このページから本書をご購入いただきますと、下記の特典をプレゼントさせていただきます。
特典1 知っておきたい「会社の辞め方」
「自己都合退職」と「会社都合退職」。どのように退職するかで、その後の生活に とても大きな 差 がついてしまう違いがあります。「会社を辞めよう」という決断をしたときに役立つ知識をご紹介します。
特典2 息子と歩んできた5年間 ―― ABA療育について Part1
本書でも紹介している「ABA療法」とは何か?実際にどんなことを行ってきたのか、著者の息子さんはどのように変わっていったのかなどをご紹介。
特典3 息子と歩んできた5年間 ―― ABA療育について Part2
自立に向け、ABA療育によるトイレトレーニングを開始してからのことをご紹介します。
特典4 シークレット音声特典 Part1
著者・平野厚雄先生による音声講座1です。
特典5 シークレット音声特典 Part2
著者・平野厚雄先生による音声講座2です。
ご注文の方法
ステップ1:当サイトより 『発達障がいの子ども お金のこと 親が亡くなった後のこと』をご購入
下記より 書籍『発達障がいの子ども お金のこと 親が亡くなった後のこと』を ご注文ください。※複数冊をご購入いただける場合は、大変お手数おかけしますが、下記までご連絡くださいませ。
ご連絡先 03−5298−2280(パブラボ)
キャンペーン専用 ご注文フォーム
ステップ2:確認メールが届きます
入力いただいたメールアドレスに、自動返信で、確認のメールが届きます。 そのメールに記載されている 口座に書籍代のお振込をお願いいたします。 (パソコン、スマートフォンからの申込の場合、カード決済可)。ステップ3:下記フォームより特典請求
下記より、特典をご請求ください。 ※特典の配信は、担当スタッフが確認の後、メールにてお届けします。 ※フォームに入力するメールアドレスは、パソコンのメールアドレスをお願いします。docomo , softbank , au のケイタイアドレスはこちらからのメールが届きません。ご不明な点がございましたら、お手数ですが、下記までご連絡ください。 お問い合わせ : 03−5298−2280(パブラボ 担当:久田 / 受付時間:9:00〜18:00)推薦のことば
同じ境遇を持つすべての皆さんに、そして子どもの将来のために役立つ必携の書です
発達障がいを持つ子どもの親として、できるすべてのことに全力で、真摯取り組むその姿勢。現実的な金銭面などの問題に対しても、ファイナンシャルプランナー、社会労務士として、プロフェッショナルな観点からの具体的な取り組み。
自らの体験と立場から、同じ境遇を持つすべての皆さんに、そして子どもの将来のために役立つ必携の書です。
平野氏の理念「障がい者を持つ親が、安心して先に死ねる社会の実現に貢献する」すべての人に優しい社会の実現、私も心より応援しています。
北海道日本ハムファイターズ・内野守備走塁コーチ兼作戦担当 白井 一幸 氏
他の本とは違った視点で切り込んだ内容になっています
「発達障がい」について書かれた本は、障がいとどう付き合っていくか、という「療育」に関するものがほとんどです。
本書は、障がいのある子を育てていくうえで親が頭を悩ませることが多い、お金、住宅、教育、保険、相続など、ファイナンシャル・インテリジェンス(金融知識)についてアドバイスをしている、他の本とは違った視点で切り込んだ内容になっています。お子さんの将来を考えるうえで手元に置いておきたい一冊です。
NPO法人ら・し・さ理事長 高伊 茂 氏
問題を解決するためのヒントをたくさんくれる本です
子どもが安心して生きていけるためにどんな生き方をしたらいいか?
そのためにどのようなサポートができて、準備をしてあげたらいいか?
先行き不透明な時代になり、どんな親にとっても切実な問題でしょう。
とくに 障がいを持つお子さまがいる場合は、どうしたらよいか?
自分がいなくなったときは?……と、とても悩まれるはずです。
この本は、そのような問題を解決するためのヒントをたくさんくれる本です。
人生設計のプロフェッショナル=CFPR(ファイナンシャルプランナー)である著者の平野さん自身、発達障がいをもつ子どもの親ですから、ご自身の体験を交えて、具体例がふんだんに書かれており、わかりやすく解説されています。「一家に一冊」辞典的に置かれていていい良書です。
株式会社優益FPオフィス代表取締役 佐藤 益弘 氏
恐れと緊張を減らし、明るい未来に向かうために役に立つ一冊
FP、社会保険労務士、柔術家である平野氏、彼にしか書けない本だと思いました。
柔術家は必要以上に相手を恐れないこと、余計な緊張をつくらないことに修行の多くを費やします。
必要以上とは起こらないことまで恐れないということです。そのために現実の試合で起こりうる全てを熟知する練習を日々重ねます。
現実に起こることを知り、その対処法を知ることで、必要以上の恐れを消し、緊張感を少なくすることが柔術家の心と身体をつくるのです。
障害を持たれたお子様と過ごす日々の余計な恐れと緊張を減らし、明るい未来に向かうために役に立つ一冊だと思います。
格闘技団体ストライプル代表 平直行 氏
本書の目次
序章 発達障がいとは | 第1章「ライフプラン」について考える |
---|---|
発達障がいとはどのような障がいなのか |
ライフプランを立てよう! |
第2章「お金」について考える | 第3章「教育」について考える |
---|---|
知っておきたい「お金」の基礎知識 |
子どもの可能性は無限大 |
第4章「住宅」について考える | 第5章「リスク管理」について考える |
---|---|
住宅選び |
リスク・マネジメントとは |
第6章「保険」について考える | 第7章「障害年金」について考える |
---|---|
加入目的を明確に |
障害年金とは |
第8章「相続」について考える | 第9章 すべてのことに「感謝を」 |
---|---|
親亡き後の子どもの行く末 |
宣告 |
本書の概要
『発達障がいの子ども お金のこと 親が亡くなった後のこと』
著者:平野厚雄
定価:1600円+税
判型:A5判/並製
頁数:228ページ
発売:2013/8/29
発行:パブラボ
最後に……
子どもの障がいを受け入れるも受け入れないも、すべては親(自分)の選択です。そして、変えられるものは、自分の選択だけで、子どもに障がいがある という事実を変えることはできません。
つまり、「子どもの障がいを受け入れていない自分」 を 「子どもの障がいを受け入れている自分」 に変えることはできるということです。
障がいを持つ子がいらっしゃる家庭のライフプランを立てるには、その選択からはじまると思います。
私の経験が、同じ境遇で悩んでいる 親御さんのお役に立てればと思います。正直、この1冊で すべてが解決するなんてない と思います。
でも、「きっかけ」 になるとは思っています。障がい児を持つ親が、安心して先に死ねる社会の実現のために・・・。
平野厚雄
著者プロフィール
平野厚雄(ひらの あつお)
柔社会保険労務士事務所 所長。ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)、社会保険労務士、駒澤大学非常勤講師。
1977年生まれ。東京都練馬区出身。郵便局での簡易保険の営業をきっかけにファイナンシャル・プランナーの存在を知り、在職中にCFP資格を取得。郵便局を退職後は独立系FPとして働く傍ら、柔術・総合格闘技の選手としても活動し様々な大会に出場する(2007年総合格闘技引退後は柔術家(ストライプル所属)として活動)。その後、社会保険労務士を取得し、2011年10月に「FP社会保険労務士事務所 柔コンサルティング」を設立。2014年10月に「柔社会保険労務士事務所」に事務所名を改名し現在に至る。
発達障がい(自閉症)を持って生まれてきた長男の存在を受け入れられず、生きる目的・目標を見失い、仕事もうまくいかず、毎日どん底の日々を過ごす。しかしその後、自分存在意義、生きる目的と出会い、人生が大きく変化を遂げる。現在は、「障がいがある子の親が安心して先に死を迎えられる社会を創る」というビジョンのもと、本業以外にも講演、執筆等、幅広い分野で活動している。
・格闘技を通じて発達障がいを周知する活動「Fight4u」主催
・日本選択理論学会 会員
・人を大切にする経営学会 会員